2008年のスーパー耐久
まさにST1ではBMW Z4が主役。そしてST2では三菱ランサーエボリューションⅩとⅨの一騎打ちが見所。今年はそういった見所を提供してくれているという点でサーキットへ足を運ぶ価値はあり、と思います。
それでもレースとしては非常に分かりにくくて、4つのカテゴリーが同時に走るということ事態に問題があるといわざるを得ません。
できれば、排気量の大きい車にはウェイトを乗せて調整する、もしくは燃料タンクの大きさを調整し、ピットストップなどのハンデをつける、もしくはエアリストリクターを大幅に調整してパワーを落とすことにより、2クラスにまとめたほうが、
レースとしては見やすいと思われます。
ただ、それをしてしまうと、あくまでも市販車のチューンナップ努力による車の性能向上という理念が崩れてしまいますから、簡単にそうすることもできないでしょう。
一方で、排気量の多少の違いを敏感に調整し、より多くの車種が参加できるように調整することも必要だと思われます。市販車ではセダンやGTよりも圧倒的に小型車が支持されている中、そういった車のスーパー耐久への参入も待たれると思われます。
例えば、ビッツとフィットとスウィフトとデミオはどれが一番速いのか。そんな興味を持つファンも増えてくると思われます。
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