2008年のスーパー耐久

 まさにST1ではBMW Z4が主役。そしてST2では三菱ランサーエボリューションⅩとⅨの一騎打ちが見所。今年はそういった見所を提供してくれているという点でサーキットへ足を運ぶ価値はあり、と思います。
 それでもレースとしては非常に分かりにくくて、4つのカテゴリーが同時に走るということ事態に問題があるといわざるを得ません。
 できれば、排気量の大きい車にはウェイトを乗せて調整する、もしくは燃料タンクの大きさを調整し、ピットストップなどのハンデをつける、もしくはエアリストリクターを大幅に調整してパワーを落とすことにより、2クラスにまとめたほうが、 レースとしては見やすいと思われます。
 ただ、それをしてしまうと、あくまでも市販車のチューンナップ努力による車の性能向上という理念が崩れてしまいますから、簡単にそうすることもできないでしょう。

 一方で、排気量の多少の違いを敏感に調整し、より多くの車種が参加できるように調整することも必要だと思われます。市販車ではセダンやGTよりも圧倒的に小型車が支持されている中、そういった車のスーパー耐久への参入も待たれると思われます。
例えば、ビッツとフィットとスウィフトとデミオはどれが一番速いのか。そんな興味を持つファンも増えてくると思われます。

≫レースクィーン写真パート4(小橋レイコさん他)
≫レースクィーン写真パート3
≫レースクィーン写真パート2(吾妻さおりさん他)
≫レースクィーン写真パート1(エンドレスレースクィーン他)
 

 

 ことしのスーパー耐久レースのレースクィーンの特徴は、
 「スーパーGTのレースクィーンとの兼任であることが多い」
ということ。
 すでにスーパーGTはレースクィーンもブランド化していて、テレビ東京の激Gやメディアによる報道も手伝って、その勢いはとどまるところを知りません。
 そんなブランド化が進んだ中、スーパー耐久の有力チームが、スーパーGTで見たレースクィーンを呼んでいるということなのかもしれません。
 スーパー耐久のレースクィーンの特徴は、もうひとつは、
「各レースによってレースクィーンの顔ぶれが変わること」
です。  スーパーGTが各車に4人ずつまでで変更は原則許さないという決まりがあるのに対して、スーパー耐久ではそのあたりの規制はありません。
したがって、あるレースだけスポットで参加したり、関東だけ、関西だけ、あるサーキットだけといった入り方ができるわけです。
門戸が広い分だけ、入門としてレースクィーンの新人が育ちやすいという側面があります。
 ですから、みんなでスーパー耐久も応援していきましょう。